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石灰塗布機を使わないバンカーサイロの石灰乳塗布事例

バンカーサイロへの石灰乳塗布
石灰乳塗布を行ったI牧場様のバンカーサイロ

バンカーサイロに石灰乳塗布をすることでサイレージの腐敗を防ぐことができます。しかし、石灰塗布機がないとバンカーサイロへの石灰乳塗布が難しいのがネックでした。

そこで今回は石灰塗布機を使わずにバンカーサイロに石灰乳を塗った農家さんの事例をご紹介したいと思います。

 

今回、ご紹介するのは十勝管内のI牧場様でのバンカーサイロの石灰乳塗布の様子です。バケツの中でプロテクトVと水を混ぜて石灰乳をつくり、バケツの中の石灰乳をバンカーサイロの床にかけて、スクレッパーで塗り広げています。この方法なら、石灰塗布機がなくても、バケツとスクレッパーさえあれば石灰乳塗布ができます。

I牧場様では5年程前からこの方法でバンカーサイロへの石灰乳塗布をしており、「良質な飼料を生産するためには良い方法だと思っている」とおっしゃってました。

1バンカーにつき、7~8袋のプロテクトVを使っており、すべてのバンカーサイロに石灰乳を塗っているそうです。乾燥には2日間を見ているとのことでした。

 

I牧場様が作業の様子を撮影してくれましたので、動画を公開致します。

動画に映っているトラックには水が入ったローリータンクが積まれています。初めにローリータンクの水を使用してバンカーサイロを洗浄し、その後、プロテクトVと水を混ぜて石灰乳をつくって石灰乳塗布を行っています。