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ドロマイト系石灰プロテクトVの活用例

活用例その1)バンカーサイロの石灰塗布

動力噴霧器で高圧洗浄後に石灰塗布することで雑菌によるサイレージの腐敗を防げます。

 

バンカーサイロ石灰塗布前

バンカーサイト石灰塗布後


活用例その2)畜舎の暑熱対策

プロテクトVを畜舎の屋根に塗布することで暑熱対策になります。プロテクトV20kgを水40ℓに混ぜて石灰乳をつくって畜舎屋根に塗布したところ、塗布前と塗布後で約5℃畜舎内の気温が低下した事例※があります。

 

※:DairyJapan(デーリィ・ジャパン社)、第56巻9号、61ページ、2011年7月号 デーリィ・ジャパン社サイト

 

活用例その3)蹄病(肢皮膚炎)予防

プロテクトVは蹄浴に使用できます。プロテクトVを20kg入れて水80Lを加えた蹄浴槽をパーラーリターンに設置し、100~120頭の規模で3~4日間踏み込ませたところ、肢皮膚炎発生率が22.7%から半年後には4.2%まで減少した事例(※1)があります。下の画像(※2)とグラフ(※3)は以前、臨床獣医に掲載したものです。

 

※1:臨床獣医(緑書房),29巻12号,26ページ,2011年

※2:臨床獣医(緑書房),29巻12号,8ページ,2011年

※3:臨床獣医(緑書房),29巻12号,26ページ,2011年

 

緑書房サイト

活用例その4)畜舎の石灰塗布

畜舎内部を石灰塗布することで衛生的な畜舎環境をつくることができます。特にヨーネ菌に対して石灰塗布は有効です。ヨーネ菌は菌体表面が厚い脂質で覆われているため、消毒液に対して強い抵抗性を示します※1。石灰乳は強アルカリによってヨーネ菌の細胞壁を破壊し、菌体内部の蛋白質を加水分解して死滅させます。また、塗布することで石灰乳の膜の下に物理的に封じ込めるので感染を防ぐことができます。添付画像の左が塗布前、右が塗布後です。 畜舎のコンクリート床上の生菌数を比較したデータ※2では水洗直後に1㎠あたり18万個あった細菌が、石灰塗布後には17個まで減少しています。

 

※1酪農ジャーナル,第54巻第8号,21ページ,2001年

※2酪農ジャーナル,第54巻第8号,22ページ,2001年

 

酪農PLUS+サイト